36歳、男、ドラマと生きる。

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【初回レビュー】この世界の片隅に【ど真ん中過ぎて逆に不安とか言ってごめんなさい】

今季ドラマの大本命。ついに発進。

どこをとっても期待大。すぎて、これでダメだったらどうしたらいいんだ!
という不安の方が大きくなってました。

が、みごとに不安払拭。
ごめんなさい。変なこと言って。


反省① 岡田惠和と戦争は相性悪いって言ってごめんさい。

だって。朝ドラのおひさまは途中から意味わからんくなってたし。
今思えば、ひよっこ同様に、劇から開放されて、その世界観を楽しんでもらう趣向やったのかもしれませんね。

思えば、どれだけ相性が悪くても、原作があるから変えようが無いですもんね。
台詞もどうやら原作が基調っぽいし。

となると、この世界の片隅にという物語の中で、一番時間的に長いものになるってことか。
漫画が上中下、映画が129分、ドラマが12話。確実に長い。

時間の流れ的に言えば、ドラマ初回特別版でCM抜いても60分ほど。
それで映画で言うとこのプロローグ部分しか進んでない。

これは皆が映画で体験した物語を、再度よく噛んで、噛み締めているような感じ。

 

反省② みんなが知ってる物語を焼き直す意味ってあんのか?なんて言ってごめんなさい。

 

ある。
噛みしめる意味のある物語。
そして8月に見るべき物語。

いくらロングラン上映中だからって、いくら能年ちゃんの声を聞きたくったって、今年の夏も映画版を見る人はマレ。
やっぱりドラマとして新しく語られるからこそ、見る。

反省③ 松本穂香さんもいいけどやっぱり能年ちゃんが良かった、なんて言ってごめんなさい。

澄子(@ひよっこ)最高。
松本穂香さんのアホっぽさ、もとい、おっとりした感じがいい感じ。
そして大人っぽさのアンバランスもいい。
スズの「何も知らない」という処女性が強調されて、今後の展開にとっての大切な基礎になってる。


その他、雑感
久石譲の音楽がまさにジブリ。きっと映画版もやりたかったんやろうな。でもできなかった、だから今回は。
向田邦子の正月ドラマを思わせる
宮本信子尾野真千子ドロンズ石本、あと子役時代の周作役の子がいい感じ
・虹郎が最高
・現代パートは未知
・映画版で省略となった遊郭パートに期待
・戦争をどのように描くか、原爆をどう描くか
・そう言えば主題歌ないんやな。それで良かった。壮大な音楽流されても引く
・童謡が優しい
・演出も漫画に忠実

さて。重たい物語を再度体験することになりましたね。
すぐに現代のあーやこーやに持ってかれてしまうけど、あの時のあの一瞬に、もう一度。